農福連携の取り組み主体数、6,000件超え。

2022年度末の農福連携の取組主体数が6,343件と6,000件を超えた。
2019年度末の4,117件から、5年間で新たに3,000件創出の目標に対し、3年目で2,226件が追加され、順調に推移している。

農福連携とは、障害者などが農業で活躍することを通じて、自信や生きがいを持って社会に参画する機会をつくる取り組みのこと。また、障害者などに就労の場を提供すると同時に、高齢化の進む農業分野で新たな担い手を確保することも目的としている。
2019年6月に発信された農福連携等推進ビジョンでは、障害者の農業での活躍促進にとどまらず、さまざまな産業に分野を広げるとともに、高齢者、生活困窮者、ひきこもり等の就労・社会参画支援、犯罪・非行をした者の立ち直り支援などに対象を広げると明記され、「農福連携等」と表現されるようになった。
今後は機械化によるスマート農業と、人手がたくさんある障害者施設の両方の良さを活かした事業を展開。効率化による収益アップや、職員の負担を軽減させることで、利用者支援などに時間をかけられるようにし、農業に従事する者が生きがいをもって楽しく働ける環境を整備していく。

参考リンク:農福連携の推進(農林水産省)