冷凍野菜、輸入量が過去最多に。

冷凍野菜の2022年輸入量は前年比+7%の114万7,729tで過去最多を記録。
価格上昇も顕著で、1kgあたりの価格は前年比+29%の246円。

輸入冷凍野菜は2017年に100万tを突破したが、新型コロナウイルスの流行が始まった2020年には減少に転じている。その後再び増加し2022年はコロナ禍前と比べても+5%となっている。
最も輸入量の多い野菜は「ジャガイモ」で、総量の4割を占める42万3,769t(前年比+12%)。うちマッシュポテトはヨーロッパからの輸入が増えた。中国からの輸入も10倍以上になっている。
「ブロッコリー」は+16%の7万5,256t。生鮮の輸入は減少傾向だが、冷凍は増加に。
「エダマメ」は+2%の6万5,715t。2019年比では-15%で、コロナ禍による飲食店需要が戻りきっていないことがうかがえる。
輸入品は価格上昇が続き、他国との競争で日本が買い負ける状況も起きている。今後もこの傾向が続き安定調達のコストやリスクは増していくとみられる。

参考リンク:農林水産物品目別実績(農林水産省)