昆虫を食品生産に活用。肥料やしょうゆなど開発。

昆虫を活用して食品生産に取り組むスタートアップ企業株式会社ムスカは、選定交配を繰り返したイエバエの幼虫を使い「畜産糞尿や生ゴミなどの有機廃棄物を1週間で肥料や飼料に変換する100%バイオマスリサイクルシステム」を開発、2019年12月に東京・渋谷でハエの幼虫が分解した肥料を使って育てた野菜の試食会を開催。この肥料を使っている農家は、従来の肥料より生産効率が高いと評価されている。
同様に株式会社Join Earthは、コオロギを発酵させた「コオロギ醤油」を商品開発。徳島大学他で養殖されたコオロギを大豆の代わりに使用したしょうゆだ。完成したしょうゆは、コオロギ由来の香りと旨味を持つ。同社はこの「コオロギ醤油」を使用した料理を提供するレストランを2020年春に開業予定。