生物多様性保全を示すラベルを農産物に導入。
多様な生物が生きる環境を守りながら生産した農産物に対し、それを示すラベルを2023年度から付与していく。
すでに実証が始まっている「温室効果ガス削減」ラベルとの統合も検討。
COP15(国連生物多様性条約第15回締約国会議)において、2030年までの生態系保全目標として、世界の陸と海の少なくとも30%を健全な生態系として保全することなどを掲げている。これを受け、減農薬や無化学肥料など環境負荷を低減している稲作農家の取組みなどを消費者に伝え、持続可能性に配慮した国産農作物を選ぶ目安としてのラベル導入の方針が決定。
農業分野での生物多様性保全につながる取組みとして、減農薬、水田に魚道を設置する、水路のコンクリート化を避けるなどがある。今後はこうした取組みから「生物多様性保全」ラベルを付与する際の評価基準づくりを詰めていく。
参考リンク:環境政策(農林水産省)