2021年補正予算のポイント。

2021年度農林水産関連補正予算は、総額8,795億円。中では、米の需給及び価格の安定に向けた対策や新型コロナウイルス感染症の影響、それに伴う肥料などの高騰、みどりの食料システム戦略に関連した予算が組まれている。

「米の需給及び価格の安定に向けた対策の実施」では、
・新型コロナウイルス感染症の影響を受けた2020年産米の長期保存や外食事業者などへの販売促進など「コロナ影響緩和特別対策」に165億円。
・「水田リノベーション事業」に420億円。
・「麦・大豆収益性・生産性向上プロジェクト」に33億円。
・「農業農村整備事業における米の臨時特別対策」に46億円。
・「水田活用の直接支払交付金」に240億円が計上。
「新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた経済支援」では、国産農林水産物等販路新規開拓緊急対策事業」に200億円ほか、フードバンク支援に2億円、農業労働力確保に13億円などが配分。
「ポストコロナ社会を見据えた農林水産施策の推進」では、スマート農林水産業の導入支援に77億円、緑の食料システム戦略緊急対策事業に25億円、肥料コスト低減体系への転換支援に45億円、配合飼料価格高騰対策に230億円が配分された。

参考リンク:令和3年度農林水産関係補正予算の概要(農林水産省)