農林水産関連予算、2022年度総額2兆2,777億円。

2022年度の農林水産関連予算は前年比−0.3%(76億円減)の2兆2,770億円を計上。

農業の持続性の確保に向けた生産基盤の強化対策を基に、輸出強化、みどりの食料システム戦略、農地の最大限の利用と人の確保などを重視した予算編成。
主食用米の需給対策では、「水田活用の直接支払交付金」に前年度と同額の3,050億円。「米穀周年供給・需要拡大支援事業」も同じく前年度同額の50億円。「麦・大豆収益性・生産性向上プロジェクト」には1億円を計上。
2030年に輸出額5兆円の目標に対しては、海外販路開拓、市場調査などの取組み支援、輸出向けの施設整備に108億円。
「みどりの食料システム戦略」関連では、技術開発・実証事業に35億円、モデル地区づくり支援などの推進総合対策に8億円、環境保全型農業直接支払交付金に27億円の計70億円が盛り込まれた。
新規就農者の支援対策では対策を刷新。「人・農地プラン」の策定推進に3億円、農地中間管理機構(農地バンク)による農地集約化の加速対策に51億円など、計207億円を計上。
農業・農村整備(土地改良)関連事業では、高収益作物振興のための「持続的生産強化対策事業」に174億円、「強い農業づくり総合支援交付金に126億円など計4,453億円を盛り込んだ。

参考リンク:農林水産省