クビアカツヤカミキリ駆除促進の奨励品に商品券進呈。

桜や桃など、バラ科の樹木に寄生・食害し、樹木を衰弱させる「クビアカツヤカミキリ」を駆除するため、埼玉県行田市では市民が捕殺した数に応じ、奨励品として商品券を進呈する事業を開始。

クビアカツヤカミキリは中国、朝鮮半島、モンゴル、ベトナムなどに分布し。国内では2012年に愛知県で初めて確認されて以降、各地で確認されており2018年には特定外来生物に指定。埼玉県では2013年、行田市では2017年に初めて確認されている。市内では、2017年度に10匹捕殺しているが、2020年度には208匹と急増している。
7月から9月末まで、行田市は市内で捕殺した成虫10匹につき500円分の行田市商店共通券1枚を進呈する「クビアカツヤカミキリ駆除奨励品交付事業」を実施。成虫の死骸と住所を確認できる身分証明書、申請書兼請求書を市の環境課に持参すると、後日郵送で商品券が送られてくる。
2021年度の事業予算は1,500匹分の7万5,000円。期間内でも予算額に達した場合は受付を終了する。クビアカツヤカミキリは生きたままの移動が禁止されているため、必ず死骸にすることと、胸部(クビ)の明赤色部分が確認できる状態であることが必要。

参考リンク:クビアカツヤカミキリ駆除奨励品交付事業について(行田市役所)