鹿、イノシシの捕獲が14%増に。
2020年秋から年末までの狩猟期前半の鹿とイノシシの捕獲頭数が、前年比14%増加。
2020年度からの「集中捕獲キャンペーン」が効果を上げたとみられる。
捕獲数は鹿が7万956頭で前年より22%増、イノシシが8万219頭で同8%増、計14%の増加。これには狩猟による捕獲数や北海道など一部の都道府県における有害捕獲数は含まない。
2023年までに政府は鹿・イノシシの生息頭数を2011年の418万頭(鹿320万頭、イノシシ98万頭)からほぼ半減の202万頭(鹿152万頭、イノシシ50万頭)へと減らすことを目標とし、その達成には年間140万頭程度の捕獲が必要となる。近年の捕獲数は12万頭程度となっており、年間約20万頭の捕獲の上積みが必要。
「集中捕獲キャンペーン」は、集中的に捕獲するエリアの設定や、全都道府県での捕獲目標の見直しなどを行い、重点エリアに捕獲者やわな、資金を集中させるなど捕獲の抜本的強化をする。
参考リンク:農林水産省