ダイコンの相場低迷で緊急需給調整事業が発動。

天候の影響を受けやすく作柄・価格の変動が大きいキャベツ、タマネギ、ダイコン、ハクサイ、ニンジン、レタスの6品目を対象にした「緊急需給調整事業」のうち、長期相場低迷を受け神奈川県産ダイコンを対象に発動した。

11月は好天と気温上昇で野菜の生育が良く、11月中旬のダイコン入荷量は前年比2割増の4,243t。特に神奈川県産は同6割増と大幅な増加。
事業では、価格低落時の対策として出荷を抑制するための「出荷の後送り」「加工用販売」「市場隔離」などの対策が取られる。
「出荷の後送り」では品質低下相当分を助成。
「加工用販売」では種子・肥料・農薬など物材費相当分の一部と、加工用販売に要した経費の一部を助成。
「市場隔離」ではフードバンクへの提供、飼料化、土壌還元を実施。物材費相当分と市場隔離に要した経費の一部を助成。
助成は国と生産者が50%ずつ拠出した資金を使用。平均販売価額が過去の平均価格の80%以下になった場合に発動される。

参考リンク:緊急需給調整事業(農畜産業振興機構)