2018年度野生鳥獣被害は、全国で158億円。

農水省は2018年度の野生鳥獣による農作物被害状況を公表。野生鳥獣による農作物被害額は158億円で、その約7割がシカ、イノシシ、サルによるものだった。全国の1,741の市町村のうち、鳥獣による農作物被害が認められる市町村数は約1,500。
環境省が推定した2011年時点でのシカの生息頭数は、1996年からの25年間で約10倍に増え、北海道が77万頭、本州以南が243万頭の合計320万頭。イノシシも同25年間で3倍に増え全国で98万頭も生息している。環境省と農水省は当面の捕獲目標として、シカ、イノシシの生息頭数の2023年までに半減することを目指している。