予想外の天候不順に備え、農水省が適期の追肥やいもち病の追加防除、生育に合わせた深水管理を通達。
7月初めから東北地方南部及び関東地方等において、日照時間が少なく、気温が平年より低い状態が続いた。7月18日に気象庁が発表した向こう1カ月の天候の見通しによると、東日本太平洋側を中心に、日照時間が平年並みか少ないと見込まれている。穂ばらみ期から出穂開花期の天候は安定し、生育は概ね順調という予測。
しかし7月の天候を踏まえ、既に日照不足及び低温等に係る指導を行っている都道府県もある。これから本格的に減数分裂期や出穂期を迎えるに当たり、予想外の天候不順に備え、農水省からは全国の農政局に、適期の追肥やいもち病の追加防除、生育に合わせた深水管理などを指導するよう通達が出された。