農林水産関係予算の概算要求2.6兆円超に。

2022年度農林水産関連予算は、対前年度比+16.4%の2兆6,842億円。

生産基盤の強化と経営所得安定対策としては、
・水田での麦、大豆、米粉用米、飼料用米など戦略作物への転換や水田リノベーション、高収益作物への転換などを支援する「水田活用の直接支払交付金」は前年度より270億円増の3,320億円。
・野菜、果樹、花き、茶・薬用作物など品目ごとの持続的な生産基盤の強化を支援する「持続的生産強化対策事業」は30億円増の199億円。
・産地の収益力強化のための施設整備や、安定供給を実現する生産事業モデル構築などを支援する「強い農業づくり総合支援交付金」は51億円増の193億円。
経営安定対策としては、
・「収入保険制度」は29億円増の206億円。
・「畑作物の直接支払交付金」は48億円減の1,938億円。
・「野菜安定対策事業」は前年度と同額の156億円。
また、
・「みどりの食料システム戦略実現技術開発・実証事業」に65億円。
・「みどりの食料システム戦略推進総合対策」に30億円。
など、脱炭素やデジタル化などには重点的に予算を配分している。

参考リンク:農林水産省