バイオコミュニティで資源活用。1次産業のスマート化に取り組む。
2030年に持続的で再生可能性のある循環型の経済社会「バイオエコノミー社会」を目標とした内閣府のイノベーション戦略「バイオ戦略」。2030年時点で総額92兆円の市場規模を目指し「バイオコミュニティ」の形成に力を入れる。
バイオコミュニティには、市場に製品・サービスを供給するため、研究開発機関や企業などが連携し、研究開発から事業化までを推進する「グローバル・バイオコミュニティ」と、地域経済をバイオ関連事業で活性化するため、地元企業と大学、農業者が協業する「地域バイオコミュニティ」が想定される。グローバル・バイオコミュニティは東京圏、関西圏で育成が始まっている。
バイオコミュニティでは、農業データ連携基盤(WAGRI)を通じたデータ連携によるスマート農業の推進、バイオテクノロジーを活用した新品種開発や新たな育種システムの構築、環境対応などを通じて持続可能な1次生産システムの構築を目指す。構築された持続的1次生産システムにより、食味や健康に配慮した高品質の農産物開発や、それらを市場に提供するための種苗・資材・機械・流通システムやソリューションサービスを構築し、市場規模の拡大を目指している。
参考リンク:内閣府