2019年農業・食料関連産業の国内生産額は概算118兆円。
食料供給に関係する各種産業の経済活動を把握するために作成される「農業・食料関連産業の経済計算の概要」。2019年国内生産額の概算が公開された。
2019年の農業・食料関連の国内生産額は118兆4,764億円で対前年比0.8%増。これは内閣府の「国民経済計算」による全経済活動の11.3%にあたる。
農林漁業は12兆4,554億円(対前年比1.3%減)で全体の10.5%を占める。うち農業は10兆7,543億円(同1.0%減)。野菜や鶏卵の価格低下により減少。
食品製造業は37兆8,671億円(対前年比0.1%増)で全体の32.0%。総菜、すし、弁当、パン、めん類が増加し微増。
関連流通業は34兆6,582億円(対前年比1.8%増)で全体の29.3%。小売業のマージン額の増加による増加。
外食産業は28兆9,485億円(対前年比1.3%増)で全体の24.4%。1人あたりの外食支出の増加による増加。
農業・食料関連の国内総生産(国内生産額から生産のために投入された費用を差し引いた額)は53兆8,174億円で対前年比1.0%減。これは国内総生産(GDP)の9.6%にあたる。うち、農業は4兆6,701億円(対前年比5.2%減)。
参考リンク:農林水産省