食品備蓄の実態調査。半数が年1回備蓄食品の入れ替えを実施。
東日本大震災から10年の節目を迎え、災害時に備えて非常用食料を備える家庭は53.8%にのぼる。国民生活センターは、災害に備えた食品の備蓄に関わる消費者アンケートを、全国の20歳〜60歳代の男女3,000人を対象に実施。
備蓄している食品の種類(複数回答)では、「飲料水(2,516人/83.9%)」が最も多く、次いで「乾麺、カップ麺(1,951人/65.0%)」、「缶詰(1,938人/64.6%)、「レトルト食品(1,694人/56.5%)」が続いた。
備蓄食品の入れ替え頻度では、「6カ月〜1年未満に1回程度(869人/29.0%)」と「6カ月未満に1回以上(541人/18.0%)」を合わせると1,410人/47.0%になり、約半数の人が1年に1回以上の入れ替えを行っていた。また、223人/7.4%の人が「備蓄食品の入れ替えはしない」と回答。
品質の異常については、2,585人/86.2%の人が「異常が見られたことはない」と回答。異常が見られたと回答した内容は、多い順に「パッケージの異常(145人/4.8%)」、「変色した(130人/4.3%)」、「変質した(115人/3.8%)」、「異物(カビ等)が付着した(83人/2.8%)」、「異味がした(53人/1.8%)」、「異臭がした(52人/1.7%)」、「その他の異常が見られた(8人/0.3%)」となった。
参考リンク:国民生活センター