島根県、担い手不在集落解消へ人材育成支援を強化。
中山間地域を中心に、県全体の3分の1を超える約1,100集落で将来集落・地域の農業を支える担い手が不在となっている島根県では、産地の発展を支える「中核的な担い手の育成」「地域が必要とする多様な担い手の確保・育成」に取り組む。
支援事業は、(1)集落営農雇用支援事業、(2)半農半集落営農支援事業、(3)担い手不在地域継承支援事業の3事業。
(1)は、退職等を機に就農を希望する人を雇用する集落営農法人に対し、技術や知識を習得するための現場研修支援として、雇用者(50歳以上65歳未満)1人あたり120万円を交付。
(2)は、集落営農組織での活動に加え、新たに自らの農業経営を始め、両方を合わせて所得を確保する人(県内在住1年以上で50歳以上65歳未満)に対し月6万円を交付。
(3)中山間地域の「担い手不在集落」で新たに農業経営を引き継ぎ、5年以内に専業農家として地域農業の担い手となる人(県内在住1年以上で65歳未満)の人に対し月6万円を交付。
これらの施策で地域の担い手となる人材が定着できるよう支援する。
参考リンク:島根県