シャンパンの2020年出荷量は16%減。日本向けは28%減に。

世界的な新型コロナウイルスの感染拡大を受け、都市の閉鎖や外食の禁止などの措置が取られた影響で、2020年のシャンパンの出荷量は前年比18%減の2億4,500万本、売上高は約40億ユーロとなり、約10億ユーロの損失。

輸出は深刻な落ち込みを記録。世界第3位の輸出先である日本への出荷量は28%減、1位のアメリカは20%減、2位のイギリスは20%減と上位3カ国で大幅な減少。対してヨーロッパでは4位のドイツは15%減と2桁の減少を見せたが、スイスが9%減、ベルギーが5%減と下げ幅は小さい。逆に感染の抑え込みに成功したオーストラリアでは14%増を記録した。世界全体では2020年上半期の時点で30%の大幅減になると懸念されていたが、16%減にとどまった。