スクミリンゴガイ防除対策マニュアル公表。

水稲を食害し深刻な被害をもたらす「スクミリンゴガイ」。俗称で「ジャンボタニシ」とも呼ばれる外来種の淡水棲大型巻貝の防除対策マニュアルを農水省が公表。マニュアルのほか、防除のポイントと留意事項を簡潔にまとめたリーフレットも制作し、防除法の普及促進を図る。

2019年は暖冬の影響で越冬したスクミリンゴガイの個体数が多くなり、複数の地域で平年に比べて発生が早く、田植え直後の移植苗に大きな被害が確認された。水稲に被害が生じる病害虫の防除を徹底するため、農水省は都道府県や試験研究機関などで構成する水稲病害虫防除対策全国協議会を設置・開催。その結果をふまえ、スクミリンゴガイの被害を軽減するための防除対策ポイントや留意事項などを整理した指導者向けのマニュアルと、生産者向けのリーフレットをとりまとめ、公表した。
スクミリンゴガイの次期作以降の被害撲滅に向け、マニュアルとリーフレットを普及させ、防除体系の確立を推進するとしている。

参考リンク:農林水産省