2020年の乳用牛、肉用牛の飼養戸数と頭数を調査した畜産統計。
乳用牛及び肉用牛に関して、畜産行政のための基礎資料整備を目的とした農水省の畜産統計。牛個体識別全国データベースに登録された乳用牛、肉用牛およびその飼養者を対象に集計。
乳用牛の飼養戸数は1万4,400戸、頭数は135万2,000頭で、1戸あたりの飼養頭数は93.9頭。
地域別では、北海道が使用戸数で全体の41%、頭数では61%を占めた。次いで関東・東山(山梨県・長野県・岐阜県)の戸数19%、頭数13%。また生乳生産量は全国で731万t。
乳牛用の成畜(満2歳以上の牛)を頭数規模別にみると、飼養頭数「30〜49頭」が3,500戸(25%)と最も多く、次いで「1〜19頭」の2,880戸(20.6%)、「50〜79頭」の2,870戸(20.5%)。また、規模別の飼養頭数割合では、「200頭以上」が32万2,300頭(24.1%)、次いで「100〜199頭」の27万9,100頭(20.8%)となり、100頭以上の大規模飼養が全体の4割以上を占めた。
肉用牛の飼養戸数は4万3,900戸、頭数は255万5,000頭で、1戸あたりの飼養頭数は58.2頭。
地域別では、九州が使用戸数で全体の44%、頭数では36%を占めた。次いで戸数では東北の25%、頭数では北海道の21%が続いた。
肉用牛を頭数規模別にみると、飼養頭数「1〜4頭」が1万700戸(24.4%)と最も多く、次いで「5〜9頭」の8,890戸(20.3%)、「10〜19頭」の8,070戸(18.4%)が続いた。また、規模別の飼養頭数割合では、「500頭以上」が104万2,000頭(40.8%)と全体の4割を占めた。
参考リンク:畜産統計(農林水産省)