畜産家の事業継承に関する実態調査結果発表。

日本の畜産農家の事業継承は、35%が「継承はうまくいかなかった」と回答。

調査は18歳~65歳の畜産関係者に対して実施。180名から回答を得た。質問は、
(1)事業継承はスムーズにいったか(もしくは、いきそうか)?
(2)事業継承がうまくいかない理由は?
(3)事業継承時の継承元の年齢は?
の3点。
(1)では「スムーズにいった」が65%、「スムーズにいかなかった」が35%。
(2)のうまくいかない理由としては「経営理念が合わない」が最も多く、次いで「いつまでも子供扱いする」「完全に経営権を渡さない」「身内だから素直にならずぶつかる」と続いた。継承者からは「昔のやり方を押し通してくる」「ICTの活用などに理解を示さず」「新技術を導入しようとした際に否定された」などの意見が寄せられた。継承元からは「相談されずに計画を進められた」「継承者の責任感のなさに不安」といった声もあった。
(3)の事業継承時の継承元の年齢では、65~69歳が最も多く、次いで60~64歳、70~74歳が続き、一般的に定年を迎える年齢での事業継承が多いことが分かった。
※どっこいしょニッポン調べ

参考リンク:日本全薬工業(プレスリリース)