2割超が朝食を全く食べないと回答。10〜30代の食事習慣調査が発表。

18〜39歳の2,000人を対象に「若い世代の食事習慣に関する調査」を農水省が実施。
男性の25.5%、女性の20.7%が「(朝食を)ほとんど食べない」と回答。朝の時間に余裕のない人ほど朝食を抜く傾向にある事がわかった。

「(朝食を)ほとんど毎日食べる」と回答した人は56.4%(男性53.2%、女性59.6%)と過半数を超えたが、全体の23.1%(男性25.5%、女性20.7%)は「ほとんど食べない」と回答。起床から外出までの時間との関係では、1時間未満と答えた人(583人)の31.6%が「ほとんど食べない」と回答し、1時間以上1時間30分以内(644人/17.9%)、1時間30分以上(645人/17.4%)との差が大きく、時間的な余裕のなさが朝食を食べない一因である可能性を示唆する結果となった。
また、経済的に「ゆとりがある」と回答した人(196人)では「(朝食を)ほとんど食べない」は19.9%、「ゆとりはないが心配なし」(810人/18.8%)と2割に満たないが、「ゆとりがなく心配」(653人/22.4%)と2割を超え、「生活が苦しく非常に心配」(341人/36.7%)では4割に迫る。
調査結果から、栄養面からのアドバイスのみでなく、時間的・経済的なゆとりのない場合の対策も掲載、若い世代向けの啓発資材を公開している。

参照リンク:農林水産省