干しシイタケの2019年生産量は2,414tで調査開始以来過去最低を更新。
干しシイタケの生産量が2,414tと1960年の調査開始以来初めて2,500tを割り込み、過去最低の生産量になったことが林野庁の調査で判明。
シイタケやマツタケなどのきのこ類、たけのこ、炭など主要な「特用林産物(森林や原野から得られる産物のうち一般木材を除いたものの総称)」に関して、林野庁は毎年生産量を調査。2019年の生産量(速報)を発表。
干しシイタケは2,414t(生シイタケ換算で1万6,898t)となり、2018年の2,635t(同1万8,442t)から-8%と大きく減少。2,500tを調査以来初めて割り込んだ。輸入量も-3%の4,869t。
対して生シイタケは前年比+2%の7万1,113tと増加しているが、作業負担の大きい原木栽培は減少(-1%/5,914t)。輸入量は同-6%の1,835t。
きのこ類全体では前年比-98%の45万6,442tだが、ブナシメジ(同+1%/11万8,599t)、マイタケ(同+3%/5万1,146t)、ナメコ(同+2%/2万3,857t)は増加。また、マツタケ(-78%/14t)は天候不順により大幅な減少を記録。
参照リンク:林野庁