刈払機使用中の事故、5年間で88件。

人力では重労働になる草刈りを動力で行うことができる刈払機は、一般消費者にも広く使用されているが、安全に留意して使用しないと手指の切断や骨折など重大事故が発生する危険性がある。特に夏場は事故が多くなるため、消費者庁は注意情報を発表。

刈払機は高速で回転する刈刃が露出しているため、安全に十分注意しないと危険。刈払機使用中の事故は2015年4月〜2020年3月末までの5年間で88件が報告され、手指の切断や頭蓋内損傷、神経・脊髄の損傷などの重大事故が発生している。1年のうち5月と7〜8月に事故が集中しているため、消費者庁は6月3日に注意喚起の文書を発表した。
事故の実際例を挙げ、それらを防ぐため
(1)使用する前に説明書を読む
(2)作業に適した服装・装備をする
(3)作業前の各部点検の実施
(4)作業にあたり、地面の異物除去/15m以内に人がいないことを確認
(5)回転する刈刃が障害物などにあたって跳ね返るキックバックに注意
(6)刈場に巻き付いた草や異物を取り除く際にはエンジン停止する
(7)農協・販売店などが実施する使用講習会の受講
の7つの注意項目を挙げた。

参考リンク:消費者庁