2020年度の農林水産関係の補正予算、新型コロナウイルス感染症の緊急対策を盛り込む。
新型コロナウイルス感染症に伴う経済対策として、政府は1次補正予算を編成。農林水産関連では、1次補正で総額5,448億円を計上。農林業関連では
(1)需要が減退している農林水産物等(牛肉、果物、花きなど)の販売促進支援に1,400億円
(2)農林業者などの事業継続・雇用維持に60億円
(3)経営維持・再建のための資金繰り確保に298億円
(4)畜産・酪農の事業継続確保に450億円
(5)次期作期を迎える品目(野菜、花き、茶など)の円滑な作付確保、資材購入などに242億円
(6)野菜価格安定対策などに56億円
などを計上。また、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大を踏まえた輸出の維持・促進として147億円、輸入農作物から国産への切り替えに対応するため、野菜などの加工に必要な施設整備・改修支援など体制の整備に143億円などが盛り込まれた。
5月27日には第2次補正予算案が閣議決定。1次補正から支援の追加、交付単価の引き上げなど総額658億円の農林水産関連の予算が計上される。
参考リンク:農林水産省