米用フレコンの規格統一、形状や安全性を規格化する。
玄米物流は、これまで紙製の30kg袋が使用されており、13tトラックでは紙袋だと約400袋に上り、一方、同じ量の米をフレコン(フレックスコンテナ)で運搬する場合には13本で済み、積み下ろし作業の短縮とドライバーの負担軽減となる。ただ、フレコンは産地・出荷者ごとに型式や使用回数・限度などの運用方法、サイズ・量目などの規格が複数存在し、また改修管理や清掃方法の統一的決まりがなかった。そこでフレコンの規格を定めることで、作業性・安全性の向上や配送管理の容易さ、フレコン在庫の融通性向上や調達コストの低下、安全性の向上などのメリットが出てくる。農水省ではフレコンを規格化するための検討会を2019年10月より3回開催。あわせて2019年12月には実態を調査。結果を踏まえて推奨フレコン案を整理した。
推奨フレコン案では、重点質量1,080kg、形状は方形(各底型及び隔壁形)、安全性はJISに規定された性能に適合とした。また、推奨規格以外のフレコンについても現状を踏まえ排除せず、現場が混乱しないよう留意し、新旧緩やかな利用とする。
参考リンク:農水省