JA全農にいがた、コシヒカリの3等米で概算金を追加。

JA全農にいがたはコシヒカリの3等米について、仮渡し金(JA概算金)の追加払いを決定。
記録的な猛暑や小雨で等級低下が多くなってしまったため、緊急の追加払いで生産者の所得を確保する狙い。

米の等級は、JAなど登録検査機関の検査員が大きさや形などの見た目を評価、1〜3等米、規格外米に区分。新潟県では、稲穂が成熟する7月以降に猛暑が続き、胴割れ粒や白濁米が増えている。
県内最大級のJA新潟かがやきの9月19日時点での品質現状は、1等米が0.3%、2等米が31.6%、3等米が67.3%。1等米が8割を超えた前年産と比べ、極端に1等米が少なくなっている。
全農集荷分でも2等米が4割、3等米が6割の傾向で、1等米がほとんどない。
8月に提示されたコシヒカリ3等米の当初額は、60kgあたり全地区で1万800円。今回は、これに加えて一般が800円、岩船・佐渡が1,100円、魚沼は2,400円を上乗せする。また、「こしいぶき」は1〜3等米で各200円の増額。
各JAは、JA概算金を基に生産者に支払う「生産者概算金」を決定する。

参考リンク:米の概算金と追加払いについて(PDF)(農林水産省)