バイオマス都市、2022年度新たに4地域指定。

バイオマス活用に関わる「バイオマス産業都市」に、新たに4町が加わった。
2022年度に選定されたのは、北海道浜中町、群馬県長野原町、滋賀県竜王町、広島県世羅町。

北海道浜中町では、町内に豊富に賦存する家畜糞尿を原料とし、収集・運搬、製造、利用までの一貫したシステムを構築、地域循環型社会の構築を目指す。
また、町内に2つのバイオガスプラントを作り、将来的には地域電力会社を設立し電力の地産地消を目指す。
群馬県長野原町では、林地残材を利用した炭製造や木質バイオマス燃料面的活用、メタン発酵ガス発電など5つのプロジェクトを事業化し、バイオマス活用を通じた地域活性と農林福連携・防災対策力の強化を目指す。
滋賀県竜王町では、近江牛の家畜排泄物を利用したバイオガス化やバイオ炭を農地施用し炭素貯留するカーボンネガティブ、果樹選定枝などの木質バイオマスを活用する熱利用プロジェクトなど4つのプロジェクトを事業化し、耕・畜・工連携によるバイオマス資源循環を目指す。
広島県世羅市では、低級油脂の燃料化・リサイクルやバイオガス発電・木質バイオマスガス発電、バイオ炭など4つのプロジェクトを事業化し、中山間地域における地域脱炭素モデル地域を目指す。

参考リンク:プレスリリース(農林水産省)