高機能バイオ炭開発プロジェクトが始動。

土壌に施用することで農作物の収量向上が期待される「高機能バイオ炭」の開発プロジェクトが始動する。
2030年度までに開発〜製造、施用体系の確立を目指す。

参加する企業・団体は、飲食店情報サイト運営のぐるなび、JA全農、農研機構、肥料メーカーの片倉コープアグリ、発電設備事業のヤンマーエネルギーシステムの5社。
プロジェクトでは、
・収量向上が期待できる、機能を高めたバイオ炭の開発
・製造・施用コストの削減
・農産物の有利販売につながる仕組みづくり
を進める。
バイオ炭は籾殻を原料とし、生育を促進し作物収量にプラス効果がある微生物で機能を高める。微生物の特定と培養技術の開発は片倉コープアグリが、バイオ炭の製造設備開発はヤンマーエネルギーシステムが担当。農研機構が高機能バイオ炭を使った栽培技術体系や農産物の評価手法の確立を、JA全農がバイオ炭の製造、流通、施用などについて現場段階での実証・評価を、ぐるなびはバイオ炭によって農地に閉じ込めたCO2量を付加価値にできるシステムの開発を担う。
普及は2031年度以降を見込む。

参考リンク:プレスリリース(PR TIMES)