主食用米、全流通量の4割をJAが占める。
2017年度の米販売・取扱高のうち、JAを通じたものは315万トンと流通全体の40.3%を占めることが、農水省の調査でわかった。金額にすると8,904億円で、米供給の主軸を担っている。これに対して、全集連(全国主食集荷協同組合連合会)系業者は20万トン(2.6%)、生産者による直接販売などJAを通さずに販売されたものは234万トン(29.9%)となった。
JAを通じた取扱高は、2013年の373万トン(43.4%)から減り続けており、直近の2016年(338万トン/42.1%)からは23万トン/1.8%の減少となった。対して生産者直接販売などは取扱量には増減があるものの、割合は2013年26.8%から毎年増加している。