イ草の作付面積は前年比15%減の380ha。
2022年産のイ草作付面積は、高齢化による労働力不足に伴い作付中止や他作物への転換などがあったため、前年産に比べ68ha(15%)減少した。
畳の原料となるイ草は、そのほとんどが熊本県で生産されている。作付面積は減り続けており、2013年産(801ha)の半分以下にまで減少。収穫量は、前年比550t(9%)減の5,810t。生育期間の天候が順調だったことから茎の伸長が促進され、10aあたりの収量は同90kg(8%)増の1,530kgとなった。10aあたりの平均収量対比は108%。
イ草生産農家数は前年より22軒(6.5%)減少し319軒。畳表の生産農家は同21軒(6.5%)減の317軒。畳表の生産量は同29万枚(15%)減の165万枚。
イ草をはじめとした地域特産作物は、「茶・薬用作物等地域特産作物体制強化促進事業」による支援がある。産地の持続的発展のため、農業機械の改良や作業の組織化、共同化の試行といった取組みに対する支援が用意されている。
参考リンク:特定作物統計調査(農林水産省)