青果流通の持続へ向け、パレット循環などを標準化。

トラックの運転手不足などにより、青果物の流通網の持続が課題となっている中、輸送効率化のためのパレット循環体制構築などの具体策を整理した、ガイドラインの骨子がまとめられた。今後、調査や実証などを通して骨子の内容を実践に移していく。

ガイドラインの検討会は、JA全農やホクレン、日本園芸共同組合連合会(日園連)など生産、卸、物流の各団体から構成され、「パレット循環体制」、「市場内物流」、「コード・情報」、「外装サイズ・表示」のテーマ別に分科会を設置。
・「パレット循環体制」では、パレットの大きさを1,100mm×1,100mmに原則統一、素材は衛生面や耐久性に優れるプラスチックを推奨、パレット情報の共有システム構築・導入推進などを明記。
・「市場内流通」では、トラック予約システムの導入を、効果を検証しながら推進、パレット管理や荷降ろしの秩序形成などを進める。
・「コード・情報」では、納品伝票の電子化、送り状の共通記載項目を提示。
・「外装サイズ・表示」では、品目ごとのダンボール標準サイズの設定と、導入産地の拡大を進める。

参考リンク:食品等の流通の合理化について(農林水産省)