食品業界、8割でコスト増加。
原材料高騰などにより、コストが前年同期と比較して「増加した」と日本政策金融公庫のアンケート調査に回答した食品業界の企業が82.2%に上った。
アンケートでは2021年7月〜12月の期間におけるコストの影響について調査。調査対象は全国の食品関係企業6,921社で、2,386社から回答が得られた。
・コストの増加割合は、「1〜5%増加」が40.7%、「6〜10%」が24.1%、「11%以上」が17.5%。
・業種別では飲食業(外食)で「増加した」が88.3%と最も多かった。次いで製造業(85.3%)、小売業(83.1%)、卸売業(72.2%)。
・「11%以上の増加」の品目別で最も高かったのは、「油脂」の44.4%。次いで「水産食品(33.5%)、「精穀・製粉(25.0%)」。
・コスト増加分の価格への転嫁では、「転嫁した(しようとしている)」が44.4%、「転嫁できない」が44.7%と拮抗。
・「転嫁した」の品目別で最も高かったのは、「パン」の81.0%。次いで「油脂(72.7%)」、「糖類(66.7%)」、「めん類(61.8%)」。
参考リンク:ニュースリリース(日本政策金融公庫)