2月の食料品輸入額は前年同月比＋29％。

2022年2月の貿易統計速報で食料品の輸入額は5,999億6,600万円で前年同月比＋28.9％。

内訳は、魚介類（1,156億7,100万円／＋20.3％）、肉類（1,262億6,700万円／＋29.9％）、穀物類（952億2,600万円／＋53.9％）、野菜（405億4,200万円／＋4.2％）、果実（418億9,900万円／＋28.6％）。
小麦や大豆などの穀物類は、数量では＋1.2％の183万9,088tにとどまるが、コロナ禍と続くウクライナ情勢の影響から主要産地のロシア、ウクライナでの生産が懸念され、小麦の国際価格が高騰し史上最高水準に。また、これに連動する形で大豆、トウモロコシ、ソバも上昇した結果、金額ベースでの大幅な増加となった。
数量ベースで前年同月比マイナスになった魚介類（12万4,851t／−10.3％）、野菜（19万6,902t／−7.4％）も金額ベースでは上昇。肉類（22万979t／＋7.6％）、果実（19万1,408t／＋6.4％）も数量ベースでは1桁台の増加だが、金額ではともに3割近い上昇。
全体では輸入額が7兆8,583億3,600万円／＋34.0％、輸出額が7兆1,900億8,100万円／＋19.1％。食品の輸出は20ヵ月連続増加の753億7,600万円／＋18.3％。

参考リンク：財務省貿易統計