温州みかんと中晩柑類をあわせた「かんきつ類」の2019年収穫量で、愛媛県が和歌山県を抜き首位に返り咲いた。愛媛県は2017年産まで44年連続で1位だったが、2018年産で和歌山県に抜かれ、2位に後退していた。

愛媛県の収穫量は、温州みかんが12万5,400t(全国シェア17%)で和歌山県(15万6,600t/同21%)に次ぐ2位。伊予柑や八朔など中晩柑類が8万4,143t(全国シェア29%)で1位を守り、かんきつ収穫量(温州みかん+中晩柑)は計20万9,543t。和歌山県(19万7,524t)を上回った。
2018年は西日本豪雨の影響もあり、温州みかんの収穫量が11万3,500tと大きく減少。静岡県(11万4,500t)に抜かれ3位に転落していた。中晩柑では首位(8万5,433t)を守ったが、かんきつ類全体では和歌山県(19万9,055t)に122t差の19万8,933tで首位を明け渡していた。
産出額や栽培面積でも愛媛県は首位を維持。今後は豪雨被災園地の復旧・復興に重点的に取り組んでいく。

参考リンク:作況調査(果樹)(農林水産省)