主食用米の需給見通しは「横ばい」。

米穀安定供給確保支援機構(米穀機構)が実施した2021年12月分の主食用米の需給動向は、現状判断DIが+4の27で「やや増加」、見通し判断DIが増減なしの33で「横ばい」。米価水準は現状判断DIが増減なしの18「横ばい」、見通し判断DIが−1の45で「横ばい」となった。

景況調査では、米取引の関係者に対し需給動向や価格水準などの取引動向に関するアンケートを毎月実施。その結果をDI(Diffusion Index:変化の方向性を示す指数)値として算出している。
数値は、前月と比較して100に近づけば、需給なら「締まる」、米価なら「高い」という見方が強くなり、反対に0に近づけば、需給なら「緩む」、米価なら「低い」という見方が強くなる、という傾向を示す。
「現在の需給動向」は、2019年12月の「52」から減少が続き、2021年9月に「14」と最小値を記録。その後やや持ち直している。
「向こう3ヶ月の需給動向」も同様の動きを示し、2021年9月の最小値「19」からやや持ち直している。
「現在の米価水準」は、2019年12月の「58」から減少傾向が続き、2021年11月に最小値の「18」となり、2ヵ月連続で低い水準。
「向こう3ヵ月の米価水準」は、2019年8月の「23」から持ち直し、11月には「46」まで上昇している。

参考リンク:統計情報・調査・レポート(米穀機構)