個人経営体数がはじめて100万を割り込む。

個人経営の農業経営体数が、初めて100万経営体を割り込み、99万1,400経営体になった。一方で、小規模経営体が離農することで担い手へ集約され、経営体の規模拡大が進んでいる。

個人経営体は、統計を取り始めた2011年には158万6,100あったが、10年間で37%の減少。対して株式会社や農事組合法人などの団体経営体は10年間で25%増加し、3万9,500経営体。これは集落営農組織の法人化や一般企業の農業参入などが進んだため。個人・団体を合わせた経営対数は前年比−4.2%の103万900経営体。
規模別にみると、都府県では経営耕地面積1ha未満が53万1,300経営体(前年比−5.5%)、1〜5haが38万6,800経営体(−3.7%)と減少傾向にあるのに対し、5ha以上は+2.2%の7万8,600経営体。
北海道では、20ha未満が1万7,200経営体(−7%)、20〜30haが横ばいの4,800経営体に対し、30ha以上では+6.9%の1万2,400経営体となり、規模の拡大がみてとれる。
1経営体あたりの経営耕地面積は、都府県が前年と変わらず2.2haだったのに対し、北海道は0.6ha増の3.2ha。

参考リンク:農業構造動態調査結果(農林水産省)