100ha超の農業経営体、5年で2割増。
経営面積が100haを超える農業経営体数は1,933経営体あり、5年間で343(22%)の増加。北陸、近畿、東海、関東・東山などでの増加が著しい。
ブロック別では、北陸(+67%/29増)がもっとも伸び率が大きく、次いで近畿(+64%/7増)、東海(+47%/22増)、関東・東山(+35%/21増)、九州(+33%/24増)、東北(+25%/40増)、北海道(+17%/204増)。中国と沖縄は増減がなく、四国のみ−44%/4減。
農家の高齢化で離農者が増え、農地バンク経由で担い手に農地が集められたためと見られる。富山県では複数の集落営農組織がまとまって法人を立ち上げる動きや、JA出資型法人に高齢の農家が農地を預けるなどで農地の集約が進んでいる。
北海道では100ha未満の経営体が軒並み減少しているのに対し、100ha以上の経営体は+17.5%と増加している。
100ha以上の経営体が全経営体数に占める割合は0.2%に過ぎないが、経営耕地面積では全体の11.1%を占める。
参考リンク:2020年農林業センサス結果の概要(農林水産省)