トマト黄化葉巻ウイルス検定キット開発。
日本製粉(株)と茨城県農業総合センターは、トマト黄化葉巻ウイルス(TYLCV)簡易診断実用化の共同研究により確立した「TYLVCの免疫学的診断法(特許出願中)」をもとに、TVLCV検出キットを開発したと発表した。この検出キットは、2019年12月23日より販売が開始されている。
トマト栽培では、このTYLCVによる黄化葉巻病が発生すると、品質や収量の低下が起き、問題となっている。また、このウイルスは蔓延速度が速く、感染すると大きな減収につながるため、早期の診断と対策が必須だが、生理障害との区別が困難であった。
今回開発された検出キットを使用することで、早期診断が可能となり、病気の蔓延を防止できるとされる。