バイオ炭の普及を目指す全国組織「日本バイオ炭コンソーシアム」発足。
木炭や竹炭などの「バイオ炭」の取り組みを広げ、ビジネス・エコシステム形成の促進や機能・効用の評価研究を推進するため、産官学民連携によるコンソーシアムが発足。
バイオ炭を地域で活用するモデルづくりといったテーマ別の研究会を設置し、普及するための課題解決を目指す。
バイオ炭は、木材や竹を炭化し農地に施用することで、そのままにしておくと二酸化炭素として大気中に放出される炭素を、土壌に閉じ込めることができる。また、土壌の透水性、保水性、通気性の改善などに効果があるとされ、昔から土壌改良材として使用されてきた。
2022年12月に立命館大学を中心として設立した「日本バイオ炭コンソーシアム」には、総合商社の丸紅やヤンマーホールディングスの子会社、農業法人、農家グループ、研究者など40を超える会員が加入。今後は行政の参加も見込まれる。
3月7日、8日には設立記念シンポジウムが開催された。
参考リンク:日本バイオ炭コンソーシアム(立命館大学)