中山間地域へのデジタル技術支援を拡充。

中山間地域の特色を生かした営農と所得の確保に取組む「中山間地農業ルネッサンス事業」の
2023年度はデジタル技術の導入などについて支援を拡充。

拡充する推進事業は、
・農業振興や生活支援の実証費用を助成する「元気な地域創出モデル支援」
・集落営農や自治会などで構成される協議会が、農地保全や生活支援を担う「農村RMO」活動の初期費用を支援する「農村RMOモデル形成支援」
の2事業。この中で、農産物の収穫や草刈りを自動で行うロボットや棚田の水管理を遠隔操作する機器など、新たに導入するデジタル技術の費用支援を行う。
現行の支援では「元気な地域創出モデル支援」が期間1年、年間助成上限額500万円。「農村RMOモデル形成支援」が期間3年、上限額1,000万円だったが、どちらも最長5年、上限額1,000万円に拡大。これは、デジタル技術の普及などに時間がかかるため。
また、従来からの先進地視察や地域課題検証の事前調査、農地の保全作業を請け負う人材のマッチング費用、車両のリース導入支援などは引き続き行っていく。
事業は、2023年度予算概算要求で前年度比＋40億円の138億円を計上する「農山漁村振興交付金」の一環。

参考リンク：中山間地農業ルネッサンス事業（農林水産省）