5月景況調査、向こう3ヵ月の米需要見通しが40台に。
5月の景況調査(DI)、主食用米の「向こう3ヵ月の需給見通し」指数は、前月比5ポイント上昇の「42」。3ヵ月連続で指数が上向き、約30ヶ月ぶりに40台に戻した。
5月は「現在の需給動向」も1ポイント上昇の「34」となり、需給判断は「横ばい」となった。指数を40台に戻したのは2020年1月以来2年4ヵ月ぶり。外食需要の回復や輸入小麦の高騰による米需要増加への期待も重なり、価格が下げ止まるとの見方が強まった。
米価水準は、現状判断が2ポイント上昇の「22」、見通し判断が3ポイント上昇の「50」となり、現状判断、見通し判断とも「やや増加」となった。
DIは、生産者、集出荷業者、卸売業者、小売/中・外食業者に価格の見通しを尋ねて指数化したもの。50を基準点とし、100に近づくほど前月より需要が締まり、価格が上がるとの見方が強くなったことを表す。
参考リンク:米穀機構