農業遺産、6割が「知らない」が、7割以上が「行ってみたい」。

国内に計33ヵ所ある農業遺産(世界農業遺産・日本農業遺産)についての世論調査で、「知っていた」との回答は37.1%、「知らなかった」は62.5%と認知度が低かったが、75.1%が「行ってみたいと思う」と回答。

農業遺産には、世界的に重要かつ伝統的な農林水産業を営む地域を、国際連合食糧農業機関(FAO)が認定する「世界農業資産」と、同様に日本国内で農林水産大臣が認定する「日本農業遺産」がある。国内には世界農業遺産が11地域、日本農業遺産が22地域認定されている。
農業遺産を「知っていた」人は37.1%と低く、また政府や認定地域を持つ自治体の広報が「十分だと思わない」が81.3%に上った。
低い認知度に対し、農業遺産に認定された地域に「行ってみたいと思う」は75.1%、農業遺産に認定された地域の特産物を「買いたいと思う」が77.5%となり、農業遺産に対する興味・関心が高い。
年代別では、「行ってみたい」の回答が最も多かったのが「60〜69歳」で77%。次いで「18〜29歳(76.8%)」、「30〜39歳(76.4%)」、「40〜49歳(75.1%)」が続く。男女別では、男性73.2%に対し女性は77.8%となった。

参考リンク:世論調査(内閣府)