7月家計調査、食料支出は前年同月比1.9%プラス。米の支出は同10.6%マイナス。
消費支出は対前年同月比+0.7%で2ヵ月ぶりに増加。食料支出は調理食品が伸びを見せ同+1.9%になったが、米は−10.6%。
二人以上の世帯の消費支出は26万7,710円で前年同月比+0.7%(うち勤労世帯:30万2,774円/+5.3%、無職世帯:21万7,243円/−4.6%)。勤労世帯は微増となったが無職世帯は減少。
食料支出は8万313円で+1.9%(うち勤労世帯:8万3,744円/+3.5%、無職世帯:7万2,767円/−0.5%)。
品目別では、穀類(6,450円/-2.3%)、魚介類(5,644円/-6.3%)、肉類(7,722円/-3.3%)、乳卵類(4,055円/-2.1%)、野菜・海藻(8,502円/-2.7%)、油脂・調味料(3,801円/-2.8%)と、調理前の食材が軒並みマイナスになった。米は1,633円/-10.6%(うち勤労世帯:1,642円/-11.2%、無職世帯:1,651円/-10.0%)。
反面、果物(3,550円/+6.0%)、菓子類(7,314円/+7.2%)、調理食品(1万2,272円/+8.4%)、飲料(6,081円/+12.9%)、酒類(3,958円/+0.1%)と、そのまま食べられる食品の消費は増加。巣ごもり需要を反映したものと思われる。
外食は減少傾向が続いていたが、1万964円/+4.0%(うち勤労世帯:1万4,338円/+6.1%、無職世帯:5,128円/-6.1%)となり、勤労世帯での消費は増加に転じたものの無職世帯では減少となった。
参考リンク:家計調査報告(総務省)