キウイ収穫量が過去最低に。

キウイフルーツの収穫量は前年比11%マイナスの2万2,500t、出荷量は同12%マイナスの1万9,900tとなり、過去最低となった。

結果樹面積は前年産並みの1,900haだが、10a当たりの収量は150kg(11%)下回る1,180kg。これは台風被害が大きかった2004年(1,110kg)、天候不順だった2010年(1,150kg)に次ぐ低さ。主な原因は。主産地の愛媛県で6月下旬から7月中旬の長雨による日照不足と8月下旬の高温、少雨により果実の実りが悪くなったことと、福岡県で4月上旬にあった晩霜の影響で着果数が減少したためと考えられる。
収穫量の2万2,500tはこの10年で最も少なく、記録のある2003年以降ではじめて2万5,000tを下回り、過去最低を記録した。出荷量でもはじめて2万tを割り込み、こちらも過去最低。
都道府県別の収穫量は、1位が愛媛県の4,740t(全体の21%)、以下、2位福岡県(3,580t/16%)、3位和歌山県(3,450t/15%)、4位神奈川県(1,400t/6%)、5位静岡県(967t/4%)。

参考リンク:作況調査(農林水産省)