水稲産地品種銘柄、13年連続で増加し900銘柄に迫る。
2021年産水稲うるち玄米の産地品種銘柄は、前年より24増え893銘柄。13年連続の増加で900銘柄に迫った。
産地品種銘柄は、農産物検査で証明を受け「産地+品種」で表示され、各産地が申請し農水省が設定する。銘柄には全ての登録検査機関が銘柄検査を行う「必須銘柄」と、登録検査機関が銘柄の検査を行うかどうかを選択する「選択銘柄」の2種類があり、2021年産の水稲うるち玄米は必須銘柄255、選択銘柄638の計893銘柄。
2021年産では、選択銘柄に秋田県「サキホコレ」「つきあかり」「まんぷくすらり」、茨城県・群馬県・千葉県・新潟県・滋賀県・佐賀県「にじのきらめき」など、29銘柄が新たに設定。秋田県の「夢ごこち」など5銘柄が廃止。6県で設定された「にじのきらめき」は高温耐性、イネ縞葉枯病抵抗性を持ち、良食味で、コシヒカリより多収で収益性が高い。同じく良食味で多収の「つきあかり」はあらたに秋田県を加え、14県で設定。他に愛知県「ほしじるし」、兵庫県「とよめき」、新潟県・広島県「恋初めし」などの多収性品種が設定された。
参考リンク:農林水産省