桃色の輪ギク新品種「ロゼバルーン」と命名。

佐賀県は、県の農業試験研究センターが育成した輪ギクの新品種「佐賀RK1号」の名称を「ロゼバルーン」に命名。バラ色を示す「ロゼ」と、佐賀県内で開催される有名な気球のイベントから連想した「バルーン」を組み合わせ県の育成品種であることを表現。

花色が赤紫色をした「花秀芳」と栽培特性に優れる「神馬」を交雑し、2005年から14年かけて育成。2019年1月に品種登録をした。淡桃色の抱え咲きで、舌状花数が多く、ボリュームがある。伸長性に優れ、暖房の調整など「神馬」と同等の栽培管理ができる。脇芽の数は「神馬」より少ないため、芽摘み作業を軽減できるのが特徴。
キクは佐賀県では主要な花き品目で、仏花以外の需要も高まっているため、淡い桃色を活用しダリア、トルコギキョウ、スイートピーなどの洋花などと組み合わせたフラワーブーケなどの新たな需要を見込む。

参考リンク:佐賀県