2020年の農林水産物・食品の輸出実績。

2020年通算の農林水産物・食品の輸出額は前年比102億円/1.1%増の9,223億円で、8年連続過去最高額を更新。12月単月の輸出額は前年比121億円/13.7%増の1,008億円。

内訳は農産物:6,565億円(前年比11.7%増)、林産物:381億円(同2.8%増)、水産物2,277億円(同20.8%減)。
世界的な新型コロナウイルスの感染拡大のため輸出全体では対前年比11.1%減だったが、鶏卵・米など家庭向け産品の増加があり、農林水産物・食品の輸出は増加した。
輸出額の増加が大きい品目は「鶏卵」(45億8,700万円/前年比107.4%増)、「豚肉」(17億5,800万円/55%増)、「ブドウ」(41億1,800万円/29.1%増)、「イチゴ」(26億3,000万円/24.8%増)、「牛乳・乳製品」(222億1,300万円/20.4%増)など。
輸出額の減少が大きい品目は「リンゴ」(107億200万円/前年比26.2%減)、「タバコ」(142億300万円/13.3%減)、「切花」(8億1,100万円/8.3%減)、「ナガイモ」(21億2,900万円/6.1%減)、「牛肉」(288億7,400万円/2.7%減)など。
輸出先の国・地域別では、1位「香港」(2,061億円/金額構成比22.3%)、2位「中華人民共和国」(1,639億円/17.8%)、3位「アメリカ合衆国」(1,188億円/12.9%)、4位「台湾」(976億円/10.6%)、5位「ベトナム」(537億円/5.8%)。

参考リンク:農林水産省