コロナ禍で都民の6割が公園や緑地の重要性を感じるようになっている。

新型コロナウイルス感染拡大に伴い、都民の自然環境に関する意識の変化をアンケート調査したところ、「公園や緑地の重要性を感じるようになった」との回答が60.5%、「家庭菜園や市民農園で野菜を育てることに興味を持つようになった」が23.8%に上った。
コロナウイルスに関する質問の回答では、ほかに「人間と自然環境との適切な距離感について考えるようになった(29.1%)」、「海外から持ち込まれる外来生物に関心を持つようになった(15.3%)」が続いた。
身近な自然環境の変化では「変化はない」が42.8%と最も多かったが、「どちらかといえば劣化(24.8%)」「劣化した(12.4%)」を合わせると4割近くが劣化したと感じている。また、東京都に力を入れてほしい取組(複数回答)では「公園や街路樹の整備など直接緑を増やす」が53.3%と最も多く、次いで「ヒートアイランド現象の緩和や浸水被害の軽減(43.2%)」、「外来生物対策(32.4%)」、「絶滅危惧種保護・棲息環境保全(30.0%)」が続いた。
アンケートは、生物多様性やコロナウイルス感染拡大に伴う意識の変化を知るためインターネットを通じて実施。484人(区部居住334人、市町村部居住150人)が回答。

参考リンク:東京都