内食需要で青果、精肉など食料品が好調で食品スーパーは純利益増に。総合スーパーは衣料品減少などで伸び悩む。
新型コロナウイルス感染拡大による影響で内食需要が拡大。9月のスーパーマーケットの販売額は、食品が前年同月比でプラスになり、食品専門のスーパーマーケット各社は増収に。対して衣料品は減少幅が大きく、総合スーパーは伸び悩む結果となった。
食品は、新型コロナ禍の感染予防対策としてテレワークが増え、内食化が進んだことや、農産品の相場が高いことが影響し、販売額は前年同月比3.6%増の5,154億円。うち、農産物は同8.4%増の822億円、畜産物は同7.1%増の650億円と好調。対して衣料品は前年同月比26.1%減の109億円と大幅な落ち込みを見せた。
食品スーパーを個別にみると、ライフコーポレーションが6月〜8月売上高が前年比9.5%増の3,752億円となり過去最高を記録。マルエツ・カスミ・マックスバリュ関東を傘下に収めるイオングループのユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスが同前年比6.7%増の1,850億円と好調。総合スーパーと明暗を分ける形となった。
参考リンク:日本スーパーマーケット協会