「エシカル消費」6割が興味ありだが、購入は4割に。

人や社会、環境に配慮した消費行動「エシカル(倫理的)消費」。2019年度の調査では、エシカル消費に「興味がある」と答えた割合が59.1%に上った。これは2016年度の前回調査(35.9%)の約1.6倍。ただ実際に購入経験があると答えた割合は39.7%にとどまった。

エシカル消費に関する言葉の認知度では「エコ」(72.6%)、「ロハス」(34.8%)、「フェアトレード」(27.3%)が高く「倫理的消費(エシカル消費)」(12.2%)「エシカル」(8.8%)が低い。エシカル消費に対するイメージは「これからの時代に必要」(51.8%)が最も高く「よくわからない」(24.4%)を除くと「前向き」(20.2%)「優しい」(18.2%)が続く。
エシカル消費への興味度では全体の59.1%が「興味がある(非常に興味がある+ある程度興味がある)」と回答。2016年度調査に比べ「ある程度興味がある」が大幅に上昇。年代別の興味度では50代・60代が高い(65.2%)。
エシカル商品・サービスの「購入意向あり(これまで購入したことがあり、今後も購入したい+これまでに購入したことはないが、今後は購入したい)」が81.2%と高いが、実際に購入経験があるのは39.7%にとどまる。また、購入しない理由としては「価格が高い」「本当にエシカル消費につながるかわからない」と回答。特に食料品では「価格が高い」が23.9%に上った。

参考リンク:消費者庁